JASON通信アーカイブ その1

JASON通信アーカイブについて
 本ブログのJASON通信であるが、発祥は誠に古く?1991年である。当時はブログなどは無くて伝達手段はワープロ&紙メディアであった。しかしながら扱うテーマは現在と余り変わりがなく、ホラー映画、音楽、グルメ、コンサートなどが中心であった。そこで「古きを訪ねて」という訳ではないが、昔の内容を再度ブログなる新しい手段で復活するのも悪くは無いと(勝手に)考え、今回の企画となった次第。なにとぞよろしくお願いしたい。
 トップバッターは米テレビシリーズの「トワイライト・ゾーン」の一編「人形の家」である。今では殆ど再放送されていないSFミステリィ番組で後年の「タモリの世にも奇妙な物語」や「Xファイル」、「フリンジ」などの手本になり、スピルバーグにより映画化もされた。

(JASON通信アーカイブ その1)
 トワイライト・ゾーン「人形の家」(1991年2月21日付)
 SFTV番組の祖とも言える、名作アンソロジー「トワイライト・ゾーン」は本来30分シリーズであるのだが、何を血迷うたか第4シーズンは60分ものが18本製作された。今観るとその分冗長の感は拭え無いのだが、シリーズの中でもファンタスティックな作品が並び、そのアイディアは観るべき内容が多い。殆どの脚本はチャールズ・ボーモントが手掛け、イマジネーション豊かなドラマが展開する。
 そのシーズン最終作品がこの「人形の家」である。未だスリムなロバート・デュバルが30歳独身のマザコンの神経質そうな卯脱のあがらぬサラリーマンを見事に演じている。話は彼がふと立ち寄った博物館に展示してあるミニュチュアの家(即ちドールハウスですな)の人形に魅せられて、段々オカシク成っていくとゆー、どちらかといえばサイコなストーリーだけど、デュパルの今様で言えば「アブナイ」演技は白眉である。特に彼独特の目線による狂気の表現は凄い。つまり彼の見つめるドールハウスの人形が動き出し、ハウス内の女性の人形に悪人(これも人形だ)が迫りくるのだが、くだんの女性を救うため彼が採った行動とは果たして・・・?というわけ。一方それらをサポートする凝りに凝ったミニチュアのセット、周囲の人々のありきたりの生活感覚との対比、等の渋い演出も忘れ難い。
 はっきりいうてシリーズ最高作なのではないか。勿論オチは予想が簡単についてしまうし、ドラマとしての意外性も少ない。しかしここには上質のファンタジーが息づいている。つまり夢と希望と狂気と挫折が見事に融合されているのだ。
 それにしても女性の人形が弾く曲がモーツァルトのK331の第一楽章で、しかもハープシコードによる演奏だし、人形の演技はワザと大袈裟にしたり、いかにもジオラマというキャメラワーク、そしてBGMには「ト調のメヌエット」がさりげなく流れたりと巧妙なつくりには本当に脱帽モンでした。
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テーマ : 海外ドラマ(欧米)
ジャンル : テレビ・ラジオ

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Author:JASON
はじめまして。JASONと申します。ホラー映画が大好きで放映される作品は大概録画して観ています。時間が許せば劇場にも足を運びますが、ことホラー映画に関して言えば米国で公開された数の十分の一くらいしか我が国で公開されないのが残念です。因みにハンドルネームのJASONは御存じ13金のシリーズから取ったものです。さて小生の他の趣味ですが楽器では習い事レベルですが、クラシックのヴァイオリンとジャズピアノを奏します。またカクテルに興味があり、冬はマンハッタン、夏はマルガリータなどを作って楽しんでいます。更に ホームページギャラリー「チェリーとジャンヌ」を公開中です。黒猫チェリーと白猫ジャンヌが登場するイラストストーリーとギャラリーの二本立てになっています。見て頂いた方々のご感想や意見交換などをホームページつくりに反映していきたくよろしくお願いします。なお、URLはhttp://parnassum.web.fc2.com/です。

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