ゾンビ・ランド
ゾンビ・ランド(2009年 米国映画)
毎週月曜日はホラー映画を採り上げているが今回は「ゾンビ・ランド」である。これは数あるゾンビ映画の中でも近年稀に見るヒット作だそうな。事実興行成績のベストテンにも長い間居座っていた記憶がある。
設定はいつもの如く全世界が「ゾンビ化」した後のお話である。生き残った人間たちが約束の地(ロスの遊園地)?を求めて文字通りサバイバルを繰り広げる、というのもお約束通り。しかし最近のホラー映画のトレンドとして「旧来のその手の映画から一歩突っ込んだ内容」で勝負に出ているあたりかなりしぶとい作品であることは相違ない。それはゾンビとはある一定の距離を置いていることなのだ(というかゾンビはあまり登場しない)。そして中心は切れやすい鉄砲ブチかましオヤジ、引きこもりオタクの青年の2人に詐欺、強請、タカリなんでもござれの悪ガキ姉妹のなのだ。この一癖も二癖もある人間たちが出会うのだから騒動が持ち上がらない筈は無い。ある意味四人のロスに向かうロードムービーと言えるかもしれない。
外界はゾンビだらけという異様なシチュエーションが程よいスパイスになって彼等の極めて非日常的な下らない悶着が脚光を浴びてくるという仕組み。だからスパイス不足を感じたら実に退屈な作品に成り下がる「恐れ」が十分にある。そこで必要となるのがビバリーヒルズのビル・マーレイ邸に乗り込みビル本人自身と出遭うくだりであろう。オマケにゴーストバスターズまで登場するのだから恐れ入ってしまう。これは正に「ここまでサービスしたんやから文句言わんと最後まで見てな~!」てなメッセージなんでしょう。監督のルーベン・フライシャーさんは図太いコンセプトで押し通すのでは無くて、あちこち繕いながら作品を仕上げる職人さんなのかなと思ってしまった。尤も見て損の無いユニークな作品であることは間違いないところ。
尚、ヒットに肖って続編が企画進行中であったが、最近(2011/10現在)はテレビシリーズとして続くことが決定したそうな。つまり内容的にはテレビシリーズにぴったりなのだ。
毎週月曜日はホラー映画を採り上げているが今回は「ゾンビ・ランド」である。これは数あるゾンビ映画の中でも近年稀に見るヒット作だそうな。事実興行成績のベストテンにも長い間居座っていた記憶がある。
設定はいつもの如く全世界が「ゾンビ化」した後のお話である。生き残った人間たちが約束の地(ロスの遊園地)?を求めて文字通りサバイバルを繰り広げる、というのもお約束通り。しかし最近のホラー映画のトレンドとして「旧来のその手の映画から一歩突っ込んだ内容」で勝負に出ているあたりかなりしぶとい作品であることは相違ない。それはゾンビとはある一定の距離を置いていることなのだ(というかゾンビはあまり登場しない)。そして中心は切れやすい鉄砲ブチかましオヤジ、引きこもりオタクの青年の2人に詐欺、強請、タカリなんでもござれの悪ガキ姉妹のなのだ。この一癖も二癖もある人間たちが出会うのだから騒動が持ち上がらない筈は無い。ある意味四人のロスに向かうロードムービーと言えるかもしれない。
外界はゾンビだらけという異様なシチュエーションが程よいスパイスになって彼等の極めて非日常的な下らない悶着が脚光を浴びてくるという仕組み。だからスパイス不足を感じたら実に退屈な作品に成り下がる「恐れ」が十分にある。そこで必要となるのがビバリーヒルズのビル・マーレイ邸に乗り込みビル本人自身と出遭うくだりであろう。オマケにゴーストバスターズまで登場するのだから恐れ入ってしまう。これは正に「ここまでサービスしたんやから文句言わんと最後まで見てな~!」てなメッセージなんでしょう。監督のルーベン・フライシャーさんは図太いコンセプトで押し通すのでは無くて、あちこち繕いながら作品を仕上げる職人さんなのかなと思ってしまった。尤も見て損の無いユニークな作品であることは間違いないところ。
尚、ヒットに肖って続編が企画進行中であったが、最近(2011/10現在)はテレビシリーズとして続くことが決定したそうな。つまり内容的にはテレビシリーズにぴったりなのだ。
スポンサーサイト