季節の音楽(文月)

季節の音楽(文月) 
 季節の音楽~文月はサムタイムス・アイム・ハッピィ/オスカー・ピーターソンを取り上げる。
 Verb時代のオスカー・ピーターソンには1961年のシカゴのロンドンハウスにおける傑作ライブアルバムがある。数年前に5枚組みのコンプリートCDセットとして再発売され確かディスク大賞を採っている。しかし1960年代には「ザ・トリオ」「プット・オン・ア・ハッピィ・フェイス」「サムシング・ウオーム」「ザ・サウンズ・オブ・ザ・トリオ」の4枚のアルバムに分けて当時としては「新譜」としてリリースされていたのだ。ということは当時のNHK-FMのジャズ番組では随時新譜アルバムとして紹介されていたわけ。
 特に名盤「ザ・トリオ」からたった一曲だけを夏の夕刻7時すぎの番組でオンエアーすると聞いたJASONは直ちに真空管方式のFMチューナーからオープンリールのデッキにエアチェックする体制を整えたものだ。しかるに友人との飲み会(近場ではあったが)と重なり放送が始まった時点で装置をオンにして出掛けるという「離れ技」を演じたのであった。その時紹介された一曲が即ち「サムタイムス・アイム・ハッピィ」であって、ついつい引き込まれる離れがたい超名演であった。宴から帰った時は直ちにプレイバックしたのだが、それ以来この季節になると何となく聞きたい衝動に駆られる。メンバーはベースのレイ・ブラウン、ドラムスのエド・シグペンと所謂黄金のトリオであって万全の布陣である。出だしからリラックスしたピーターソンの調べがなんとも心地良い。
 因みにこのロンドンハウスのライブは店内の食器の触れる音やお喋りや拍手等がバランス良くミックスされており、極めて臨場感溢れるアルバムとなっている。更に蛇足ながら後年(1970年代)にはギターのジョー・パス、ベースのニールス・E・ペデルセンとのトリオで再びロンドンハウスに登場し喝采を浴びた。このときのアルバム「ザ・トリオ」はグラミー賞を採っているから、ピーターソンにとってはよほど相性の良い「お店」なんでありましょう。
スポンサーサイト

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

JASON

Author:JASON
はじめまして。JASONと申します。ホラー映画が大好きで放映される作品は大概録画して観ています。時間が許せば劇場にも足を運びますが、ことホラー映画に関して言えば米国で公開された数の十分の一くらいしか我が国で公開されないのが残念です。因みにハンドルネームのJASONは御存じ13金のシリーズから取ったものです。さて小生の他の趣味ですが楽器では習い事レベルですが、クラシックのヴァイオリンとジャズピアノを奏します。またカクテルに興味があり、冬はマンハッタン、夏はマルガリータなどを作って楽しんでいます。更に ホームページギャラリー「チェリーとジャンヌ」を公開中です。黒猫チェリーと白猫ジャンヌが登場するイラストストーリーとギャラリーの二本立てになっています。見て頂いた方々のご感想や意見交換などをホームページつくりに反映していきたくよろしくお願いします。なお、URLはhttp://parnassum.web.fc2.com/です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード