アメリカン・アイドル シーズン10

アメリカン・アイドル シーズン10
 今回は海外テレビ番組として丁度10周年を迎えるアメリカン・アイドルを採りあげてみよう。アメリカン・アイドルは素人参加の「のど自慢番組」といえばわが国では(とりあえずは)判り易いかも知れぬ。しかし参加者にとってはかなり過酷な番組でもあるのだ。大体一回で決着が付くはずも無く、何回にも渡り様々な曲を歌い続けて勝ち残らねばならぬ。何故それまで過酷さと試練に拘るとかと言えば、丁度1990年頃のアメリカのテレビ番組にある新しい流れが出て来たことと関係がある。それまでテレビの3大ネットワークと言われていたABC、NBC、CBSにケーブル中心のFOXが映画界から殴りこみを掛けてきたのだ。初めはX-fileを初めとするエンターテインメントに拘ったドラマが中心であったが、在る時を境にして「素人参加」を前面に打ち出した番組が評判を呼び出した。例えばある期間何人かが無人島で暮らし抜くという、過酷さと試練そのもののような「サバイバー」などは高視聴率を稼ぎ出したものだ。最後の勝利者(暮らし抜くだけでなくその生き様が視聴者からの投票で評価され、どんどんエリミネイト~落伍していくのだ)は大観衆の前で賞賛され、そのまま芸能活動に入るのが何時の間にか決まりごとになってしまった。
 そうした素人参加のシステムを唄(+ダンス)で表したのがアメリカン・アイドルである。先ずは全米各地で審査員(これがそのシーズン毎に実にユニーク)のオーディションを受ける。そこでパスすればハリウッドに50人近くが集められ、毎回様々なテーマ、例えばビートルズ特集、ジャズ、R&Bなどに沿って喉を競うことになる。その間はハリウッドに文字通り缶詰になる訳でこれが前述のサバイバーを彷彿とさせる。また毎回異なる唄を歌うからトレーナーが付く。これがまたレディ・ガガ、ビヨンセ、など実に豪華である。オーディションの様子は簡略化されるが、ハリウッドに移ってからは一回一回が番組として製作放映されると同時に大きな特徴として審査員はコメントのみで最終決定は「電話による視聴者の声」である点だ。視聴者に受け入れられなければ、どんどんエリミネイトしていくという、これも過酷な話だ。しかし優勝者には当然ながら歌の世界へのデビューが待っているという訳だ。
 今シーズンは特に評判が高かったのだが、それは審査員にジェニファー・ロペスやスティーブン・タイラーらが居たからだと思う。その的確な指摘やジョークの楽しさは計り知れないパーフォーマンスに満ち溢れていた。また番組放映中にロペスはピープル誌の「一番美しい女性」に選出されたり、タイラーは自伝を出版したりと抜け目がないが、それもまた相乗効果として史上空前の視聴率を稼ぎ出したことに結びついている。勿論エントリーしている面々の音楽的素養は極めて高く、全員がそのまま歌手になってもおかしくないパーフォーマンスを持ち合わせていたのも事実である。
 フィナーレの回は最後に勝ち残った2人の最終結果発表なのだが、実際それはどうでも良く、2時間に渡るエンターテインメント・ショー、即ち大御所トニー・ベネット、トム・ジョーンズに始まり、レディ・ガガ、ビヨンセ、と繰り広げられるアメリカン・ミュージックのライブシーンの数々が圧倒的迫力で楽しませてくれる。これはグラミー賞発表のイベントに匹敵するくらいの素晴らしさであった。このシーズン10は今後長く語り伝えられるでありましょう。
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はじめまして。JASONと申します。ホラー映画が大好きで放映される作品は大概録画して観ています。時間が許せば劇場にも足を運びますが、ことホラー映画に関して言えば米国で公開された数の十分の一くらいしか我が国で公開されないのが残念です。因みにハンドルネームのJASONは御存じ13金のシリーズから取ったものです。さて小生の他の趣味ですが楽器では習い事レベルですが、クラシックのヴァイオリンとジャズピアノを奏します。またカクテルに興味があり、冬はマンハッタン、夏はマルガリータなどを作って楽しんでいます。更に ホームページギャラリー「チェリーとジャンヌ」を公開中です。黒猫チェリーと白猫ジャンヌが登場するイラストストーリーとギャラリーの二本立てになっています。見て頂いた方々のご感想や意見交換などをホームページつくりに反映していきたくよろしくお願いします。なお、URLはhttp://parnassum.web.fc2.com/です。

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