ディセント2

ディセント2(2009米国映画)
 洞窟ホラーという新たな?ジャンルを開拓したディセントの続編である。これは女性ばかりのメンバーがこともあろうに洞窟を探検する、という設定が極めて斬新でしかも各人の個性が良く描き込まれるている為、妙なクリーチャー(食人鬼)のご都合主義も鼻に付かず、「人生の不幸もこの抜け出られない洞窟と同じや」なんていう哲学めいた考えも結構説得力をもって迫ってくる完成度の高い異色のホラー映画であった。結果として監督のN・マーシャルの評価は高まったといってよい。
 本作はその第二弾であり、一人生き延びたサラの救出シーンからお話は始まる。あろうことか保安官は救援隊に彼女を参加させる(道案内のため)のだ。このあたりの強引さは観客が「そんな馬鹿な話があるわけない」ということより「サラが参加すれば絶対おもろうなる」ということに軍配を揚げてくれるだろうという「読み」があるわけで、まあ我々は不承不承納得してしまうのであります。
 他の救援隊メンバーは洞窟探検は初めてだから当然災難が雨あられと降り掛かる。クリーチャーもばんばん登場し、グチャメロ・スプラッターシーン目白押しの場面は前作を遥かに越え実に頼もしい限りなのだ。何より洞窟の閉塞感をひしひしをと体感させる手腕は大したもので、音響のドルビー効果と相まって見ているだけで息苦しくなってくる。
 ところが、凝れば凝るほどフツーのホラー映画に近くなり、展開に先が見えてくるのも事実で、後半はお話自体にいささか新鮮味が無くなってくる。特に最後のオチは更なる続編のために付け足したようなものでいただけぬ。本作は続編としてテンションは落ちていないものの何となくカタストロフィーが不在なのが不満として残ったのでした。
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テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

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JASON

Author:JASON
はじめまして。JASONと申します。ホラー映画が大好きで放映される作品は大概録画して観ています。時間が許せば劇場にも足を運びますが、ことホラー映画に関して言えば米国で公開された数の十分の一くらいしか我が国で公開されないのが残念です。因みにハンドルネームのJASONは御存じ13金のシリーズから取ったものです。さて小生の他の趣味ですが楽器では習い事レベルですが、クラシックのヴァイオリンとジャズピアノを奏します。またカクテルに興味があり、冬はマンハッタン、夏はマルガリータなどを作って楽しんでいます。更に ホームページギャラリー「チェリーとジャンヌ」を公開中です。黒猫チェリーと白猫ジャンヌが登場するイラストストーリーとギャラリーの二本立てになっています。見て頂いた方々のご感想や意見交換などをホームページつくりに反映していきたくよろしくお願いします。なお、URLはhttp://parnassum.web.fc2.com/です。

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