季節の音楽(長月その1)

季節の音楽(長月その1)
 季節の音楽(長月その1)は鈴木章二の「銀懸の路」を取り上げる。我が国のジャズクラリネットの草分け的存在である鈴木章二。不二家紅二と人気を二分していた思い出がある。1953年のアルバム「鈴懸の路」は東京放送(現TBS)のスタジオで録音されたもので、クインテット形式とビッグバンドをバックにしたものの二つがミックスされている。題名となった鈴懸の路は確か灰田勝彦の唄で有名な曲(だったと思う)。
 このアルバムは1950年代の我が国のジャズシーンが凝縮されており、鈴木章二のクラリネットにヴィブラフォンの平岡精治など当時の第一線プレーヤーが数多く参加している。またピーナッツ・ハッコーが「小さな花」でゲスト出演しており、鈴木章二とクラリネットデュオを演奏しているのも見逃せない。曲は「煙が目にしみる」「アマポーラ」「シャイン」「ティー・フォー・トゥー」など当時のジャズのスタンダード(というかベニーグッドマンの十八番)が並ぶ。これも上述のアルバイト先で延々BGMとして掛けていたので、この晩夏に嵌ってしまっている。
 尚、この曲のコード進行はコール・ポーターの名曲「ユー・ドゥー・ビー・ナイス・トゥー・カムホーム・トゥー」と全く同じなので同曲をジャズピアノの発表会で披露した時のアドリブにこの鈴懸の路をモロに使ったことがある。発表会終了後にはクイズかなんかのイベントがあり、小生が「私のアドリブに使った曲を知っている人は居ませんか?」と質問したら、「鈴懸の路でしょう」と間髪を入れずに答えた年配の方がおられたのには正直びっくりしたものだ。
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Author:JASON
はじめまして。JASONと申します。ホラー映画が大好きで放映される作品は大概録画して観ています。時間が許せば劇場にも足を運びますが、ことホラー映画に関して言えば米国で公開された数の十分の一くらいしか我が国で公開されないのが残念です。因みにハンドルネームのJASONは御存じ13金のシリーズから取ったものです。さて小生の他の趣味ですが楽器では習い事レベルですが、クラシックのヴァイオリンとジャズピアノを奏します。またカクテルに興味があり、冬はマンハッタン、夏はマルガリータなどを作って楽しんでいます。更に ホームページギャラリー「チェリーとジャンヌ」を公開中です。黒猫チェリーと白猫ジャンヌが登場するイラストストーリーとギャラリーの二本立てになっています。見て頂いた方々のご感想や意見交換などをホームページつくりに反映していきたくよろしくお願いします。なお、URLはhttp://parnassum.web.fc2.com/です。

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