季節の音楽(弥生~その5)

季節の音楽(弥生 その5~「イン・ラヴ」 演奏パーシーフェイスオーケストラ)
 パーシーフェイスオーケストラの1950年代のアルバム「Bon Voyage」と「Continental Music」から日本独自で編集(選曲)したのがこのレコード「イン・ラブ」である。題名は中の曲目から付けたものと思われる。コンセプトは「ヨーロッパの旅情」であろう。
 パーシーフェイスの音楽をSpellbinding Magic Music(全身が金縛り?にあったような)と称しているが、これを最近ある本では「エロい」と表現していた。正確に表すことは難しいが、要は虜になったら逃れ難い音楽のことを指しているわけ。その意味からカナダ人の彼がアメリカの音楽を奏するとき、その「エロい」部分は増幅され、心地良いのだけど何かしらの生臭さを伴ってしまうのも事実である。それに比してヨーロッパ(Continental)の音楽を扱う時は、そのあたりが旨く中和され、極めて上質な感覚を伴うから面白い。このアルバムはその上質さが顕著になった好例といえよう。シンフォニー、ポルトガルの四月、アネマエコーレ、アリベデルチ・ローマ、ラ・ロンドなど何れも名演揃いである。
 その昔NHKラジオ第一放送の毎日23時からの番組「夢のハーモニィ」で放送されたのが折しも3月頃であった。確か週末は曲の間に詩の朗読が挟まれていたと思う。その時は立原エリカの詩だったのだが、凍るような冬の世界に一筋の陽光が差し込んでくるイメージが記憶に残っている。
 後年、それぞれのアルバムがCDでリイシューされその全貌を聴くことを得たのだが、アルバム「イン・ラブ」に入っていなかった曲の中には正にSpellbinding Magic Musicに相応しい佳曲が沢山あったことに驚かされたものだ
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テーマ : 心に沁みる曲
ジャンル : 音楽

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はじめまして。JASONと申します。ホラー映画が大好きで放映される作品は大概録画して観ています。時間が許せば劇場にも足を運びますが、ことホラー映画に関して言えば米国で公開された数の十分の一くらいしか我が国で公開されないのが残念です。因みにハンドルネームのJASONは御存じ13金のシリーズから取ったものです。さて小生の他の趣味ですが楽器では習い事レベルですが、クラシックのヴァイオリンとジャズピアノを奏します。またカクテルに興味があり、冬はマンハッタン、夏はマルガリータなどを作って楽しんでいます。更に ホームページギャラリー「チェリーとジャンヌ」を公開中です。黒猫チェリーと白猫ジャンヌが登場するイラストストーリーとギャラリーの二本立てになっています。見て頂いた方々のご感想や意見交換などをホームページつくりに反映していきたくよろしくお願いします。なお、URLはhttp://parnassum.web.fc2.com/です。

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