カジノロワイヤル

カジノロワイヤル(2006年 米・英・独・チェコ共同製作)
 御存じ007シリーズの第21作目。実は同名の映画は1967年に制作されているが、ピーターセラーズ主演のコメディというわけでこの“由緒あるシリーズ”にはエントリーされていない。さて本作はジェームス・ボンドが殺しのライセンスを許可される前から始まる。いわばボンドの誕生から描いている訳だ。よって武器はその鍛え抜かれた身体ということで始まりはチェイス・シーンの連続である。演じるダニエル・クレイグは正にそうした役がらにはぴったりで昔のバスター・キートン(古いか!)の活劇を彷彿とさせる。
 一方、本作の見所はカジノのシーンであって、その勝負場面がクライマックスといきたいところなのだが、実際ロケしたモンテネグロの街並み、ホテルの佇まい、そして賭博場の巨大なオープンセットなどの方が迫力があって、主人公たちを完全に食ってしまっているから面白い。更には初代ボンドカーのアストンマーティンDB5やヴェスパ・マティニー談義など小道具大道具が打ち揃って007しているのがファンには堪らない。
 しかしながら、お話の展開等は意外性も何も無く陳腐な限りだし、紆余曲折しているとは言っても2時間30分は余りにも長尺過ぎる。もう少し贅肉を落とした演出が出来なかったものか。過去007(ゴールデン・アイ)を監督したことのあるマーティン・キャンベルの仕事にしては物足らない感が残った。
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テーマ : WOWOW/スカパーで観た映画の感想
ジャンル : 映画

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Author:JASON
はじめまして。JASONと申します。ホラー映画が大好きで放映される作品は大概録画して観ています。時間が許せば劇場にも足を運びますが、ことホラー映画に関して言えば米国で公開された数の十分の一くらいしか我が国で公開されないのが残念です。因みにハンドルネームのJASONは御存じ13金のシリーズから取ったものです。さて小生の他の趣味ですが楽器では習い事レベルですが、クラシックのヴァイオリンとジャズピアノを奏します。またカクテルに興味があり、冬はマンハッタン、夏はマルガリータなどを作って楽しんでいます。更に ホームページギャラリー「チェリーとジャンヌ」を公開中です。黒猫チェリーと白猫ジャンヌが登場するイラストストーリーとギャラリーの二本立てになっています。見て頂いた方々のご感想や意見交換などをホームページつくりに反映していきたくよろしくお願いします。なお、URLはhttp://parnassum.web.fc2.com/です。

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