ラフマニノフ ある愛の調べ

ラフマニノフ ある愛の調べ(2007年ロシア映画)
 ロシアの大作曲家にして大ピアニストであったラフマニノフの(一応の)伝記映画である。しかしこの邦題は意味不明であると同時に意味深長でもある。ある愛のうんぬんの“ある”というのは一例という意味に解釈すれば、エンドロールに出てくる“事実に基づいているが違うところもある”てな言い訳になるという寸法。邦題をバカにしてはいかんのだ。
 さて本作はラフマニノフの作曲家、演奏家としての才能を大前提としているから、彼を知らぬ方々は少々話の展開が難しいかも知れぬ。しかしロシアから亡命しハリウッドで大成功するというパターンは何も彼に限った事では無く、当時の芸術家達においては普通のこと、即ち“国外からやって来てアメリカで成功する”サクセス・ストーリーなんであります。
 しかしそうした骨組みが分っていたとしてもこの作品は相当退屈である。監督の パーヴェル・ルンギンは画面の展開も行きあたりばったりだし、無駄(と思われる)な映像も多い。また音楽とドラマの接点が皆無なのもよろしくない。亡命、活動家の昔の女、楽器、作曲、ドサ回りなど要素を描く力量はあるんだけれど、それらが全く繫がってないから全体として極めて散漫な印象しか残らぬ。愚作であります。

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テーマ : TVで見た映画
ジャンル : 映画

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No title

録画してあったのですが、こちらを読んだら観るきがしなくなって、消してしまいました(笑)

No title

それは良かった(笑)です。
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JASON

Author:JASON
はじめまして。JASONと申します。ホラー映画が大好きで放映される作品は大概録画して観ています。時間が許せば劇場にも足を運びますが、ことホラー映画に関して言えば米国で公開された数の十分の一くらいしか我が国で公開されないのが残念です。因みにハンドルネームのJASONは御存じ13金のシリーズから取ったものです。さて小生の他の趣味ですが楽器では習い事レベルですが、クラシックのヴァイオリンとジャズピアノを奏します。またカクテルに興味があり、冬はマンハッタン、夏はマルガリータなどを作って楽しんでいます。更に ホームページギャラリー「チェリーとジャンヌ」を公開中です。黒猫チェリーと白猫ジャンヌが登場するイラストストーリーとギャラリーの二本立てになっています。見て頂いた方々のご感想や意見交換などをホームページつくりに反映していきたくよろしくお願いします。なお、URLはhttp://parnassum.web.fc2.com/です。

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