ホームページの裏話(24)

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ホームページの裏話(24)
 今回はグリム童話徒然。ネコギャラのグリム童話のお話のひとつを取り上げてみたい。グリム童話には、「黄金の・・・」というタイトルの話が多い。黄金は人間共通の富もしくはある種の完成形への憧れなのか?例えばグリム童話の「黄金のがちょう」「黄金の鳥」「黄金の山の王様」「黄金の毛が三本・・・」というような具合。
 ここで取り上げた「黄金のかぎ」というお話はグリム童話の中でもかなり短い類に入る。雪の中たきぎを取りに出かけた貧しい男の子が余りに寒いので焚火をしようとした。焚火をするには雪を掻き除ける必要があり、その作業をしているうちに雪の中から黄金の小さなかぎが見つかった。そこで男の子はかぎがあるならこれに合う錠前があるに違いない。そう思って更に地面を掘ってみると鉄の小箱が一つ出てくる。男の子は直感的にかぎがうまく合えばきっと貴重なものが入っていると考えた。鍵穴は小さかったので苦労して探し出し、そこにかぎを差し込むとうまく合ってぐるりとかぎを回すことができたのだった。普通の話ならここで蓋が開いて何か素晴らしいものを発見しメデタシメデタシとなるところであるが、この話はここまでなのである。しかし、決して悲観的な終わり方ではない。最後の行には“錠を開けて蓋を開けるまで待たなくてはならない。蓋を開ければどんなに良いものが入っているかを目にするだろう”と書かれている。要するにこの話は何かが達成される瞬間のイマジネーションを力強く語っているような気がする。起承転結で作られた話とは違い、何か人間の本質をストレートに語っているように思われる。そんなわけでこれを描いた作画係も、雪のシーンなので、色も少ないけれどグリム童話の中では一番気に入った絵のようである。⇒「チェリーとジャンヌ
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ジャンル : 趣味・実用

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JASON

Author:JASON
はじめまして。JASONと申します。ホラー映画が大好きで放映される作品は大概録画して観ています。時間が許せば劇場にも足を運びますが、ことホラー映画に関して言えば米国で公開された数の十分の一くらいしか我が国で公開されないのが残念です。因みにハンドルネームのJASONは御存じ13金のシリーズから取ったものです。さて小生の他の趣味ですが楽器では習い事レベルですが、クラシックのヴァイオリンとジャズピアノを奏します。またカクテルに興味があり、冬はマンハッタン、夏はマルガリータなどを作って楽しんでいます。更に ホームページギャラリー「チェリーとジャンヌ」を公開中です。黒猫チェリーと白猫ジャンヌが登場するイラストストーリーとギャラリーの二本立てになっています。見て頂いた方々のご感想や意見交換などをホームページつくりに反映していきたくよろしくお願いします。なお、URLはhttp://parnassum.web.fc2.com/です。

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