季節の音楽 水無月

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季節の音楽 水無月
 季節の音楽(水無月)は再び「101ストリングス・ウイズ・トランペット」を採り上げる。既に2010年のこのブログで紹介しているが今回はその続編である。今から40年前にこの季節のイベントとして輸入レコードのバーゲンセールというのがあった。当時はネットもなく、本という媒体もさして有効でなく、従って新聞等の某デパートの催し案内にある「輸入レコードのバーゲンを何階で開催」なる極めて貧弱な情報を頼りにして出掛けて行くしかなかった。つまりどんなジャンルのどんなレコードが販売されるかなどは全く未知なのであった。正に出たとこ勝負である。しかも毎年梅雨の頃に開催される理由も未だに謎であった。
 という訳で出掛けてみると某デパートの某フロワー一杯に輸入レコードが並んでいる様はやはり胸がトキメイタものだ。勿論デパートの店員にレコードに詳しい人間などが居る訳もなく、買い手が乏しい財布と相談しつつ貧弱な英語力を駆使して輸入レコードを品定めしていかねばならぬ。101ストリングスは既にNHKのラジオ番組で知っていたが実際のレコードとして入手するとなると余りにも種類が膨大なので迷ってしまう。実際この101ストリングスの大元レーベルのアルシャイアは廉価版で大量に売り出してるためあらゆるジャンルの名曲が様々な形でリリースされていた。
 小生の目に止まったのは「ラプソディ」「フラーミートゥーザムーン」「シャンソンアルバム」そして「ウイズ・トランペット」であった。最後の盤は当初気にかけていなかったが、何故かバーゲン会場に流れていて気に入ってしまった。家に帰ってからその全てを聞いて大満足だった想い出があるが、その後時間が経るに従って、何故かこの「ウイズ・トランペット」だけがこの梅雨の季節に頻繁に聴くことになってしまった。
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テーマ : お気に入り&好きな音楽
ジャンル : 音楽

下町のネコ事情(第九回)

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下町のネコ事情(第九回)
 最近の猫たちの動向についてレポートする。先ず我々がシャミーちゃんに餌をやりに行く。基本は猫缶でそれは栄養のバランスなどを考えてのことだ。猫缶を食している時は不思議と毛艶もよろしく元気で啼き声も大きい。
 彼が食事をしていると何時の間にかクロメガネがどこからとも現れて餌を強請る。しかし猫缶は気に入らないようでもっぱらドライフードである。ドライフードを食べていればそれで満足らしく決してシャミーちゃんのお皿を狙う事は無い。
 そうこうしていると今度はこれもまたどこからともなくクロちゃんが登場する。最近は登場すると可愛い声で啼くことが多い。甘えているのか威嚇しているのか判然としないのだが、少なくとも餌をせがんでいる訳ではないようだ。先ずはドライフードはあげても申し訳程度しか食さぬ。こうして何時の間にやら我々は3匹に取り囲まれてしまう。そうした時間と空間は何とも言い表しにくい感覚だ。下町のネコ達との暮らしもこれからも続いていく。写真はクロメガネとクロちゃんである。

テーマ : 猫のいる生活
ジャンル : ペット

Mozart K533に想う

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Mozart K533に想う
 モーツアルトの音楽を聴くとまるで魂(Soul)が洗われるようだ、という気障な言い回しはモーツアルトであれば許されてしまうのではないだろうか。それほど彼の音楽は人間の琴線に語りかけ幸福感で満たしてくれる。
 小生は就寝前に寝酒を傾けるのだけれど、その時の音楽として最近はワルター・ギーゼキングの弾くモーツァルトのピアノソナタを流すことが多い。とりわけ第18番(旧番号)K533は第三楽章が別の断片から追加されたりと穏やかではない構成を持ちつつも、単純なメロディで構成されたそのダイナミックな展開が小生のお気に入りだ。
 過日ウイーン料理(独料理というべきか)のお店で流れてきたのがこのK533であった。ところがどうも様子がおかしい。御馴染のメロディに纏わりつくように何かしら別の音が聞こえてくるのだ。それは文字通り音符の前後に割り込むがごとく、絡みつくが如く、それでいて違和感は余り無く、実に奇妙な音楽なのであった。よくよく聞いてみるとどうやら2台のピアノで演奏しているらしいのだ。早速調べてみた。すると先ずはあのスビャトスラフ・リヒテルとエリザベート・レオンスカヤが演奏しているCDだと判明した。そして編曲者はグリークなのであった。そして何故か全音から楽譜が出ている。輸入版では無いので比較的安いのが有りがたい。それを入手してみた。正にお店で聴いた音楽そのものなのであった。
 ところでピアノ連弾(含む2台のピアノ)の曲というのはそれほど流行ってはいない。小生は結構好みのジャンルとして聴き漁り、かつ収集もしているのだが新たな録音も殆ど無いのが現状だ。最近分かってきたのだがこれには実は訳がある。レコードもラジオも無かった時代にピアノは「音楽の再生機」であったのだ。そしてコンテンツに当たるものが楽譜というわけ。生活に有る程度の余裕のある家庭の娯楽としてピアノは存在し、そこには家族で弾くための新しい楽譜が要求される。それも一人より二人の方が楽しいに決まっている。ピアノ連弾の楽譜はそうしたリクエストに答えてかなり出版されたものと想像される。
 ブラームスの連弾曲ワルツ作品39は作品自体の出来栄えが素晴らしい事は勿論であるが、ブラームスがシューマン未亡人との連弾を目論んで作曲したフシが無いとは言えぬ。事実当時の書簡などの資料からその辺の事情が窺い知れる。
 音楽自体が録音ソースでしか聞かれない現代では様子がいささか異なって来る。要するに連弾の曲は演奏会でしか聴かれない音楽になってしまったのだ。このグリーク編曲の楽譜を見ると「聴く」よりも「弾く」ことに重点を置いていることが良く分る。そうしたことに気が付かせてくれたのがこの曲集であった。
 音楽評論家の中村とうよう氏が言われている「音楽の三要素」、即ち「作曲家」「演奏家」「聴衆」を考えると、現在の音楽シーンの殆どの享受者は間違いなく「聴衆」であろう。しかしながらこのピアノ連弾曲に限って言えばそれは「演奏家」ということになる。だから新譜も新曲も現出しないのであろう。

テーマ : 楽譜
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プロフィール

JASON

Author:JASON
はじめまして。JASONと申します。ホラー映画が大好きで放映される作品は大概録画して観ています。時間が許せば劇場にも足を運びますが、ことホラー映画に関して言えば米国で公開された数の十分の一くらいしか我が国で公開されないのが残念です。因みにハンドルネームのJASONは御存じ13金のシリーズから取ったものです。さて小生の他の趣味ですが楽器では習い事レベルですが、クラシックのヴァイオリンとジャズピアノを奏します。またカクテルに興味があり、冬はマンハッタン、夏はマルガリータなどを作って楽しんでいます。更に ホームページギャラリー「チェリーとジャンヌ」を公開中です。黒猫チェリーと白猫ジャンヌが登場するイラストストーリーとギャラリーの二本立てになっています。見て頂いた方々のご感想や意見交換などをホームページつくりに反映していきたくよろしくお願いします。なお、URLはhttp://parnassum.web.fc2.com/です。

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