季節の音楽  師走

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季節の音楽  師走 
 (季節の音楽 師走)は時節に因んで「ジャッキー・グリースンのクリスマスアルバム」を採り上げる。その昔、アーティストたち(特にポピュラー、洋楽系)は必ず1枚(場合によっては2枚以上)はクリスマスアルバムをリリースしたものだ。クリスマスの名曲というのは既に相当数存在しているから後はアーティストにぴったり(或いはサプライズ)のアレンジがあれば完成する。従って1960年頃の年末には様々なジャンルのクリスマスアルバムが市場に犇めき合っていたものだ。尤も1970年後半頃からポピュラー音楽の流れが大きく変わってきたのと、同時にユーザーのクリスマスアルバムに対する楽しみ方もどちらかと言えば低調になってきたということもあって、現在新たなクリスマスアルバムというのは毎年殆どリリースされていないのが現状だ。
 という訳で過去の膨大なクリスマスアルバムの殆どは名盤と言われているものを除けば廃盤の憂き目にあっている。このジャッキー・グリースンのアルバムなどはさしずめその最右翼かもしれない。
 実はこのアルバムには思い出がある。1970年前後に都内の某デパートで「輸入レコードのバーゲンセール」が定期的に開催されていた。そこでこのアルバムと「101STRINGSのシャンソンムード」を選択しなくてはならぬ状況に追い込まれたのだ。しかもジャッキーグリースンは2枚組でかなりの高額であった。結局は101STRINGSを選んだのだが名残惜しかった気持ちは今でも覚えている。ましてその後中身を聴くチャンスに一度も恵まれたことが無く小生にとっては正に「幻のレコード」なのであった。
 そのアルバムがこの秋ついにCDでリイシューされた。題名は「Tis The Season / Merry Christmas  Jackie Gleason 」というもので其々のLPレコードをまとめたもの。入手して早速聴いてみた。Tis The Seasonは1967年録音のステレオ盤で小生が馴染んでいるジャッキーグリースンのパーフォーマンスが如何なく発揮されている。後者のMerry Christmasは1956年のモノラル盤でこれはアレンジがコーラス主体となって何時ものグリースン節とは程遠い、つまり完全な?クリスマス・ミュージックのアルバムとなっている。こうしたかなり毛色の違ったアルバムを合わせる意味合いがどこにあるのか不明だが、ジャッキーグリースンのファンとしては押さえておいて損の無いCDかと思う。いずれにしても小生のグリースン体験は前回のブログにあるように「真夏に聴くラジオの深夜番組の終了音楽」だったからこのクリスマス・アルバムには幾分違和感を否定できないのも事実である。
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ホラー映画三連発

ホラー映画三連発
 年末大特集?として最近観たホラー映画を3本採り上げる。近年ホラー映画は「怖い」一辺倒ではなく様々な工夫を凝らしてきている点が注目される。最初の作品は「インシディアス」(2010年米国)。監督はSAWシリーズのJ・ワン。制作はパラノーマル・アクティヴィティのO・ベリー。原題は「密かにたくらまれた」とか「罠」とかいう意味らしい。先ずは新しい家に引っ越してきた家族が様々な怪奇現象に直面する。よくあるパターンではあるが、これを駆逐する為に登場するゴーストバスターズまがいの連中や占いの婆様が良くできている。更に怪奇現象は正にパラノーマルそのものの演出で「飛び上がって」しまう。しかしお話はそんな単純な原因結果でないことがじわりと分ってくるという寸法で、これが実に良く練られているのだ。そうか、そんな手があったんだ、みたいな、いやそれ以上にショッキングな展開には脱帽モノ。観て損の無いホラーであります。その所為かパート2が撮影準備に入ったそうだ。
 次は「ラスト・エクソシズム」(2010年米国)。題名から分るようにこれは悪魔払いをテーマにしている。「偽悪魔払い」を商売としている神父が居る。文字通り口八丁手八丁で教会で説教をする様子をテレビ番組のクルーが取材するという形で先ずはお話がスタートする。つまり昨今流行りのビデオ撮影モノである。しかし素人が思わず撮影してしまった、とか定点観測カメラ(心霊ビデオ系)とかでは無くてれっきとした放送局の撮影クルーが番組として撮っているという設定が斬新でしかも安定した映像(とりあえずは)を保証してくれている。何より件の神父の流暢な喋りとアクションが「詐欺師めいていて」実に堂にいっているのが宜しい。そして片田舎で悪魔に取り憑かれた(という)少女を救いに行く。と言っても実際は様々な小道具でそれなりの演技をしてお金を貰うだけ。当然何の効果も無くお話はどんどんエスカレートし遂には意外な真実に直面する。という訳でこの辺りの展開は息をも付かせぬ面白さ。先ずはお勧め。これも好評につきパート2の制作準備に入ったと聞く。
 最後は「アフター・ライフ」(2009年米国)。これはホラーというより奇妙な物語風である。L・ニーソン演ずる葬儀社の送り人の元に若い女性教師(C・リッチ)が送られてくる。葬儀までの数日間は様々な準備が待っているというお話。女性教師の死は突然の交通事故だった所為で周囲含め色々とやり残したり積み残したりした事柄が溢れ返る訳。そうしたストーリーを監督のアニエシュカ・ヴォイトヴィッチ=ヴォスルー(長いのう)は手際よく静かに描いて破たんが無い。ニーソンの動作そのものがいかにも「送り人」めいておりキビキビとして無駄が無く映像自体が引き締まっている。ところがそうした優れた各論に反しておおもとのお話のどんでん返しがちょっと詰まらな過ぎる。着想が良かっただけに誰にでも予想できてしまうオチには失望しました。

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JASON

Author:JASON
はじめまして。JASONと申します。ホラー映画が大好きで放映される作品は大概録画して観ています。時間が許せば劇場にも足を運びますが、ことホラー映画に関して言えば米国で公開された数の十分の一くらいしか我が国で公開されないのが残念です。因みにハンドルネームのJASONは御存じ13金のシリーズから取ったものです。さて小生の他の趣味ですが楽器では習い事レベルですが、クラシックのヴァイオリンとジャズピアノを奏します。またカクテルに興味があり、冬はマンハッタン、夏はマルガリータなどを作って楽しんでいます。更に ホームページギャラリー「チェリーとジャンヌ」を公開中です。黒猫チェリーと白猫ジャンヌが登場するイラストストーリーとギャラリーの二本立てになっています。見て頂いた方々のご感想や意見交換などをホームページつくりに反映していきたくよろしくお願いします。なお、URLはhttp://parnassum.web.fc2.com/です。

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