季節の音楽 神無月

季節の音楽 神無月
 季節の音楽 神無月は「続・リビングストリングスの調べ」として述べてみよう。いわば以前認めた「リビングストリングスの調べ」の後日談である。レコーディング・オーケストラのリビングストリングスは実際のところ情報があまり無い。RCA傘下の廉価版レーベルRCA キャムデンに活動範囲が限られてしまったのもその一因かもしれないがコンダクターには有能な人たちが多い。即ち、ジョニー・グレゴリー、ヒル・ボウエン、等でその所為かジョニー・グレゴリー・オーケストラ等とクレジットされる場合もある。当然彼らによってアレンジはかなり変わるのだが、ストリングスの心地よいパーフォーマンスは共通して素晴らしいものだ。これは以前書いたようにプロデューサーのエセル・ガブリエルに負うところが大きいと思われる。
 さて、以前のブログで「夜の静けさ(In The Still Of The Night)」なるアルバムを昔カセットで愛聴していたと書いたが、これが何と現在CDでリリースされていたのだ。実はこうしたイージーリスニング(というかポピュラー音楽)の昔の録音をリイシューする場合は2インパックと言って2つのアルバムを一枚のCDに収めるのが定番である。LPとCDの収録時間の差が効率に結びついているわけだ。ということで出来あがったCDのタイトルは2つのうちのいずれか、ということでこの場合は「Where Did The Night Go」となっていたので全く気付かなかったのだ。ふとしたことでもう一枚の方のアルバム名を調べ「In The Still Of The Night」だと分った時は実に嬉しかったものだ。早速HMVにオーダーして取り寄せスピーカーから「あの調べ」が流れてきた時は本当に感動した。
 このアルバムはアレンジがジョニー・グレゴリーだがヒル・ボウエンの編曲も弦の重厚さを特徴として中々宜しい。中でも「The Shimmering Sound Of Living Strings」(CAS761)なるアルバムをカセットに録音して良く聴いていたのだが、ここにはその昔のNHKのラジオ番組「夢のハーモニー」の週末版のテーマ曲である「Alone」が収録されている。
 更に「夢のハーモニー」の毎日のテーマ曲「The Way You Look Tonight(今宵の君は)」はエスキベルがアレンジを担当したアルバム「In A Mellow Mood」(CAS709)に入っている、というわけでこれらのアルバムのCD化を是非ともお願いしたいものだ。いずれにしてもLiving Stringsの調べは深まりゆく秋の宵にぴったりなのだ。
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10月はホラー映画月間

10月はホラー映画月間(2012年版)
 10月の米国映画界ではホラー映画の公開が目白押しとなっている。これは勿論ハロウイン(10月31日)をターゲットにしていることは明白で既に「季節モノ」として不動の地位を築いてしまっているのだ。中でも注目されているのが以下の3本である。
 先ずは「パラノーマル・アクティヴィティ4」。これは例のシリーズの第四弾とういうことでお話が段々過去に戻り曰く因縁が解きほぐされていく展開という。全米公開はハロウイン間近ということでいわば「大トリ」に控えている訳だ。但し、このシリーズの初めは因縁とは無縁のシンプルな恐怖が取り柄だったのでどこまでそのテンションをキープできるかがポイント。
 次は「Sinister」。イーサンホーク主演で公開週は初登場第三位と健闘している。引っ越してきた家の倉庫に眠っていたプライベートに撮影されたホームビデオの数々。それを映してみると次々起こる不可思議な現象、という訳で典型的な「幽霊屋敷引越し」モン。そして三番目は「V/H/S」。これはマニア向けのホラーオムニバス。新進の映像作家たちが一発を狙って競った作品群という。そのショック度合いはタダモノではないパワーが秘められているらしい。
 とまあ色々と期待できそうな作品が出揃ったものの、わが国で公開されるのはこのうちどれくらいかというとやや寂しい感じはする。ところが10月3日付のCNNニュースからとんでもない話が飛び込んできた。「'Amityville' house back on market, blood not included」と題されたこの記事は'Amityville' houseが売りに出されたというもの。これはホラーマニアなら誰でも知っていて当然の映画「悪魔の棲む家(原題アミティヴィル・ホラー)」で有名となった建物である。映画は典型的な「幽霊屋敷引越し」モンなのだが実話に基づいたとされている。その家が売りに出される(但し血は交じってないようだ!?)のだが記事によると売り出し日はハロウインという。

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パーフェクト・ストーム

(JASON通信アーカイブ その12)
パーフェクト・ストーム(2000年10月7日 梅田東映パラス2)
 現時点で本年(2000年)の米国興行成績のベスト5に位置する大ヒットを達成(興行収入は1億5千万ドルを突破)しながら、我が国ではそれ程話題を集めていない奇妙な?作品。
 最終日の東映パラスは10人も観客が居ないという寂しさである。その理由はこの作品が極めてアメリカ的視点で作られているからであろう。大体大西洋の天気図なんか我が国では別世界の話であり、そこでの漁業といっても学校の社会科の話題にもなっとらんのだ。従ってこうした「付帯条件」のみに敏感な観客にはこの映画の面白さは金輪際判りっこないと思う。 
 開始早々にジェームス・ホーナーのストリングスが朗々と流れる中、港の美しい風景が延々と映し出される。これだけで作品の総てを言い切っている。ジョン・フォードの撮る西部劇、即ちグランドキャニオンとその空の延々と続く映像と同一である。
 監督のウオルフガング・ペーターゼーエンはネバーエンディング・ストーリー等で有名な人。人間ドラマと特撮シーンに全く違和感を感じさせない職人さんでもある。お話は単純である。不漁に悩む漁民が遠い海域にまで足を伸ばすが、その為に帰路で大嵐に遭遇するというもの。大嵐はストーム・オブ・ザ・センチュリーと呼ばれ、ハリケーンや低気圧が合体した今迄に無い強力かつ強大なもの。漁船だけでなく、ヨットも巻き込まれ、その決死の救助も描かれる。大嵐の様子はILMの気合いの入ったCGでこれは大スクリーンでないと味わえない。漁民たち(ジョージ・クルーニー主演)の生きざまも港の人間関係もさらりと描かれいて好感が持てるのだが、これもそうした事柄に馴染の無い観客には物足らないと感じられるであろう。そこには善人も悪人も居らず、従って対決という形式にはならないのでカタストロフィも無い。あるのは大自然の営み(ドラマ)だけである。とにもかくにも良く出来た米国冒険映画でありました。
 尚、上映終了後にトイレに行くと目眩がした。きっと映画のSFXを駆使した大嵐場面の所為かと思ったら実は山陰地方を震源とした地震の影響だった。

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プロフィール

JASON

Author:JASON
はじめまして。JASONと申します。ホラー映画が大好きで放映される作品は大概録画して観ています。時間が許せば劇場にも足を運びますが、ことホラー映画に関して言えば米国で公開された数の十分の一くらいしか我が国で公開されないのが残念です。因みにハンドルネームのJASONは御存じ13金のシリーズから取ったものです。さて小生の他の趣味ですが楽器では習い事レベルですが、クラシックのヴァイオリンとジャズピアノを奏します。またカクテルに興味があり、冬はマンハッタン、夏はマルガリータなどを作って楽しんでいます。更に ホームページギャラリー「チェリーとジャンヌ」を公開中です。黒猫チェリーと白猫ジャンヌが登場するイラストストーリーとギャラリーの二本立てになっています。見て頂いた方々のご感想や意見交換などをホームページつくりに反映していきたくよろしくお願いします。なお、URLはhttp://parnassum.web.fc2.com/です。

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