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想い出のオールデイズ(恋の売り込み)

想い出のオールデイズ(恋の売り込み)
 1963年初めのエディ・ホッジスのヒット曲。これを吹き込んだ彼は未だ14歳であったという。それだけにそのあどけない歌声が共感を呼んだものと思われる。彼女の家に訪ねて行き、ドアのベルを鳴らす所から歌は始まる。そしてそのベルの実際の音やドアをノックするという仕種などがアクションよろしく唄われる。歌の出だしとして当時としては斬新で、所謂“最初の惹き”に成功している。歌の内容では彼女を呼び出して一緒に(夜の)デートを楽しもうと誘う。それが14歳の男の子なのか?というアンマッチが更に関心を呼ぶ寸法だ。歌の内容よりもこうした付加的要素で大ヒットに繫がったという訳で、中々しぶとい戦略と言わざるを得ない。彼は前年「コーヒーデイト(マグメイト)」というヒット曲もある。実にませた男の子だったに違いない。

テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

Twenty Four(その2 障害)

Twenty Four(その2 障害)
 24シリーズの感想印象(その2)は“障害”である。様々な案件を進める上での障害という意味である。主人公ジャック・バウアーは様々な課題に対して“出たとこ勝負”という作戦ばかりでは無い。時として慎重な計画を立てて(時には味方を騙して)事に当たることも多い。そうした計画&実行のプロセスは手際の良さも手伝ってか、この作品の“胸のすく気持ちの良い”シーケンス(過程)だ。ところが、ここにとんでもない障害が生じる。その障害は“悪意”や“偏見”からくるのではないところに問題があってまことに始末に負えぬ。
 典型的な例は「キム」なる娘、「マリリン」なる元恋人?などの“素人女性”が多い。つまり国家的危機には無関係といわんばかりの輩なんである。つまり彼女たちに対応するにはジャックは“素人男性”に戻らねばならないのだ。これではテロ対策も何もあったもんではない。よく公私混同などと言われるが、そうした“素人女性”を救うために国家的危機に必要な部材(ヘリ、車、携帯電話など)を結果的には無断使用することになるのだから尚更である。これらの“障害”が起こるタイミングが実に絶妙なのは脚本が上手いためであろう。思わず笑ってしまうほどなのだから。

テーマ : 海外ドラマ
ジャンル : 映画

ジャズ・パラダイス(ジム・ホール)

ジャズ・パラダイス(ジム・ホール)
 現代ジャズギタリストの巨匠として名高い。1950年代から活躍しているが様々なセッションに参加したのち、ビルエバンス(アンダーカレント)やロンカーター(アローントゥゲザー)といった方々とのデュオアルバムで注目されたが、何といってもCTIでリリースした「アランフェス協奏曲」(1975)が有名であろう。参加ミュージッシャンも豪華ならそのサウンドはフュージョンの新しい世界を切り拓く感覚に溢れていたものだ。
 前項のポール・デスモンドとは名盤「テイクテン」で共演している。このアルバムは例の「テイクファイブ」の続編だがボサノバ調の曲が多く、ジム・ホールの渋いギターがそれを絶妙にサポートしていた。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

ホームページの裏話(50)

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ホームページの裏話(50)
 今回はチェリーとジャンヌ3月号のネコギャラの「表紙絵ギャラリー2009①」について述べてみたいと思う。これは昨年のホームページの表紙を飾った絵を①として1月号から6月号までをエントリーしたもの。表紙絵はいつも作者がアイディアを捻りだすのに苦労しているアイテムである。
 因みに解説をすると・・・1月号は干支の牛がチェリーちゃん達と“餅まわし”、2月号は2という数とヴァレンタインデイの組み合わせ、3月号は桃の花から花へと飛びかう蝶に変身したチェリーとジャンヌ、4月号は桜の花びらに乗ったチェリーちゃん達で“船出の季節”を表現した。5月号は鯉のぼりがモチーフだがそれに味付けをしてロケットカー?としている。6月号は梅雨の夫々の楽しみかた・・・。以上だが作者の苦労の跡が偲ばれただろうか?尚、次回4月号のネコギャラでは続く7月号から12月号までの表紙を特集する予定である。乞うご期待!

テーマ : イラスト
ジャンル : 趣味・実用

関西グルメ体験記(揚げもの処 あすか)

関西グルメ体験記(揚げもの処 あすか)
 松坂屋高槻店の最上階のレストラン街にある揚げもの屋さん。店内はカウンターも含めるとかなりのキャパシティがあるので昼時でも並ばずに入れる。メニューはロースかつ定食などフライ系の定食が一応揃っている。当然ながら揚げたてなのでアツアツが食べられるのが嬉しい。価格は1000円前後と比較的リーズナブル。但し、食後のコーヒーはセルフサービスである。

テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

季節の音楽(弥生その3)

季節の音楽(弥生その3)
 季節の音楽(弥生その3)は「ファンキージャズ~ケニー・ドリュー、ルー・ドナルドソン、サン・サルバドールなど」を採りあげる。
 春の宵にはファンキージャズが似合う、と思い込み出したのはいつの頃からだろうか。多分にその頃に聴いたジャズ番組が原因だったような気がする。それは1970年代終わりの頃だったと思うが、トークと音楽の混在する番組だったようだ。
 実際その番組でジャズ・ピアノのケニー・ドリュー、アルトサックスのルー・ドナルドソン、そしてギターのサン・サルバドールを知り得たのであった。K・ドリューはブルーノートの10インチ盤「イントロデュース」の中の「イエスタデイズ」に、L・ドナルドソンは「ウエリング・ウイズ・ユー」の「チェニジアの夜」に、そしてS・サルバドールは「サン・サルバドール・クインテット」の「ゴーン・ウイズ・ザ・ウインドウ」に夫々痺れまくったのである。いずれの曲も軽快で、屈託が無く、そしてどこかホッとする懐かしさみたいなものに溢れていた。それが弥生の季節感に何故か相応しいと思われたのであった。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

モンスターハウス

モンスターハウス(2006年米国映画)
 制作総指揮がスティーブン・スピルバーグとロバート・ゼメキス。これだけで何やら映像が見えてきてしまいそうな作品である。とある住宅街で異変が起きる。向かいの家がモンスターと化し、近づく生き物を次々と食べてしまう。これに気付き阻止せんと立ち向かう少年二人と女の子。とまあこれだけで、かなり“子供向き”の作品と想像が付く。そしてそのモンスターハウスには恐ろしい秘密があったのだ。このあたりはかなりブラックで面白い。
 しかし何と言ってもこの映画の見所は全編CGによるアニメーションであることだろう。それもハイテクを駆使したモーションキャプチャーCGというもので、多分実写をベースにアニメを作成する方法だと思う。だからアニメであっても映像の撮影角度や視点がカメラで撮っているような錯覚を起こさせる。そしてその狙いはほぼ成功している。しかしである。お話はやっぱしアニメ(レベル)としか言いようが無い。それはこのCGの映像(質感)を十二分に活用できる内容ではないからだ。着想としては面白いのだが残念なことではある。

テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

想い出のオールデイズ(テル・ヒム)

想い出のオールデイズ(テル・ヒム)
 ジ・エキサイターズの1963年初頭の大ヒット。我が国のヒットチャートでも確か一位を獲得した筈である。エキサイターズは所謂女性3人男性1人の黒人ドゥーワップ・グループであるが、そのサウンドが当時としては極めて斬新であった。それまでのブルースやゴスペル調では無く、強烈な2ビートを前面に押し出し、殆どドラムスだけの伴奏に乗って歌詞のTell Him(彼に告げる?)を執拗に繰り返すという破天荒なパーフォーマンスであったが、当時としては喝采を以て迎えられた。実際この辺りからオールデイズにも後のフィルスペクター・サウンド(つまりは「シュープリームス」です)に通じる “新しい波”が始まったと個人的には分析している。

テーマ : 洋楽
ジャンル : 音楽

Twenty Four(その1 CTU)

Twenty Four(その1 CTU)
 Twenty Four(24)は余りにも有名な海外テレビドラマである。ところでJASONの都合から長らく録画だけの状態が続いていたのだが、ここに目出度くシーズン2から6までを一気に見ることを得たので、何度かに渡りその感想を“キーワード別”に認めることにした次第。
 今回は先ず作品のベースとなっている“テロ対策本部”略してCTU及び付随する小道具などについて述べてみよう。テロを含むあらゆる情報の収集と分析や監視を進める一方、容疑者の逮捕、尋問(ホラー映画顔負けの?)、そして首謀者の隠れ家への突入など、一連の活動を国家レベルで優先的に行える機関がCTUである。全ての活動の原点は情報の精度であることは明白であろう。よって情報に関するハイテク技術の数々は(実現の可能性は別にして)、この作品の最も重要な“小道具”である。それはSF映画に登場するブラスターよりもリアルでなくてはならぬ。つまりは活用しているシーンが極めて自然で無くてはならないからだ。衛星による画像、携帯端末に送るデータ、スクランブルの掛かった通話、音声の分析、サーバーの部屋、などなど、実にサスペンスフルに盛り上げてくれる。また同様に使用される拳銃などの兵器もミリタリーファンを満足させている模様である。一方ではCTUの建物は爆破されたり、神経ガスを撒かれたりと決して安心して仕事のできる職場とは言い難いようだ。

テーマ : 海外ドラマ
ジャンル : 映画

ジャズ・パラダイス(ポール・デスモンド)

ジャズ・パラダイス(ポール・デスモンド)
 変拍子ジャズで有名になったデイブ・ブルーベックのカルテットでアルト・サックスを吹いていたお方である。その音色には独特のものがあり、一種の浮遊感みたいな心地良さを伴っている。それがブルーベックのブロックコードに微妙にマッチして人気を博したものと思われる。 
 1960年代後半から独立してあのA&M(後のCTI)レーベルと契約。クリード・テイラーの生み出すCTIサウンドの重要な要素として活躍した。特に「The Bridge Over Trouble Water」(1969)は彼のアルト・サックスの音色が如何なく発揮されたアルバムで、来るべきフュージョンの幕開けを予感させたものである。1977年に惜しくも他界してしまったが、前項チェットベーカーとはCTIのアルバム「枯葉」で共演している。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

プロフィール

JASON

Author:JASON
はじめまして。JASONと申します。ホラー映画が大好きで放映される作品は大概録画して観ています。時間が許せば劇場にも足を運びますが、ことホラー映画に関して言えば米国で公開された数の十分の一くらいしか我が国で公開されないのが残念です。因みにハンドルネームのJASONは御存じ13金のシリーズから取ったものです。さて小生の他の趣味ですが楽器では習い事レベルですが、クラシックのヴァイオリンとジャズピアノを奏します。またカクテルに興味があり、冬はマンハッタン、夏はマルガリータなどを作って楽しんでいます。更に ホームページギャラリー「チェリーとジャンヌ」を公開中です。黒猫チェリーと白猫ジャンヌが登場するイラストストーリーとギャラリーの二本立てになっています。見て頂いた方々のご感想や意見交換などをホームページつくりに反映していきたくよろしくお願いします。なお、URLはhttp://parnassum.web.fc2.com/です。

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