ノッティングヒルの恋人

ノッティングヒルの恋人(1999米国映画)
 土曜日のテーマは映画一般である。そこで「ノッティングヒルの恋人」を取り上げる。本作は恋愛映画の不朽の名作と言って良いであろう。ジュリア・ロバーツ主演だから当然なのかもしれないが・・・。
 映画俳優と街の本屋とのラブ・コメディであり、設定は「ローマの休日」である。だからお話は単純なのだが、2時間の恋愛モノを全く退屈させずに進める監督のロジャー・ミッチェルの手腕はたいしたものである。そのポイントは相手役のヒュー・グラントである。女優(ロバーツ)の突っ込みと本屋(グラント)のボケがこの作品の基本をなしているのだが、彼の優柔不断な演技は特筆モノである。会話それ自体が滑らかに進まず、見ているほうは固唾を飲んでしまう。なんかアクション映画の対決シーンみたいな感覚である。
 二人の関係はハッピーな場面と芸能界の醜いところが巧くミックスされ、それにつれ物語は右往左往するという案配なのだ。そして当然の如くハリウッドのゴシップ満載だから米国の映画ファンだったら大喜びするであろうことは間違い無い。脇を固める俳優陣もなかなか素敵でユニークであり、所謂家庭的な要素もしっかり押さえてある。カメラも優れていて何気ないイギリスの田舎街をさらりと色彩豊かに描いている。総じて第一級の恋愛映画でした。
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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

ジャズ・パラダイス(マンハッタン・ジャズ・クインテット)

ジャズ・パラダイス(マンハッタン・ジャズ・クインテット)
 引き続きTokyo Jazz関連でマンハッタン・ジャズ・クインテット(略してMJQ)を取り上げる。MJQは1984年に結成されたピアニストのデビット・マシューズをリーダーとするクインテットだが、我が国には非常に人気がある。
 元々日本のレコード会社の発案で結成されたり、再度に渡る来日と言うのもあるが、演目が独特で所謂ジャズの名曲が多いのだ。これはジャズだけの特異な現象かも知れないが、ジャズの名曲はジャズマンが作曲かつ演奏する曲が多い。よってこれはもう曲と奏者が一体となってはじめて名曲として存在するものなのだ。これを大袈裟にいえば打ち砕いたのがかのMJQなんである。10年くらい前の来日の際の第一曲目があの「クール・ストラッティン」。会場は一瞬どよめきが走ったという。多分我が国でこの曲をライブで演奏した例は極めて少ないと思われる。MJQはその後も「モーニン」や「枯葉」「ウイスパーノット」などのジャズの名曲を取り上げて人気を博している。 
 さてこのMJQのTokyo Jazzにおけるライブの第一音を聞いて驚いた。トランペットのルーソロフのハイノートからベースのチャーネット・モフェットの低音まで実に音域が広いのだ。ある意味これは“デジタル時代のジャズ・クインテット”だと実感した次第である。そしてジャズの名曲を新しいアレンジで聴けるという醍醐味。正に結成のコンセプトは間違っていなかったと言って良い。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

ホームページの裏話(30)

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ホームページの裏話(30)
 今回は10月号のネコストに登場したリング状のUFOについて述べてみたい。このUFOは今回だけでなく過去何度か登場し、様々なものを吸いこんでは運んでいる。作者によれば、リング状なのはたまたまボリス君が好きなのがドーナッツだったからだが、最近驚いたことに、現実にリング型UFOが存在することを付きとめ?たそうだ。その筋によれば、この物体はプラズマで出来ているという。プラズマは高電圧で発生する物質だが、宇宙空間など特殊なエリアでは球状、もしくはリング状になるそうなのだ。こうなると、吸いこんで運ぶというのは作者の創造であるものの、実は発想自体が、実在する謎のプラズマ生命体にあやつられていた可能性が・・・?チェリーとジャンヌの世界はプラズマが充満しているのかも知れない。⇒チェリーとジャンヌ

テーマ : イラスト
ジャンル : 趣味・実用

ワインあれこれ(シグロ)

ワインあれこれ(シグロ)
 前回はポルトガルのワインであったから今回はお隣のスペインのワインであるシグロを紹介しよう。スペインはリオハ地方のシグロはデザインが凝っている。ボトルが麻のような布で覆われているからだ。一見してシグロと分るようになっている。
 種類は赤、白の二種類。いずれも味はかなりしっかりしている。スペイン料理には勿論、どちらかというと中華系などの“こってりした料理”に合う。お値段は1300円前後とまあお求めやすい価格だろう。但し、扱っているお店がそれほど多くないのが難点であろう。

テーマ : ワイン
ジャンル : グルメ

季節の音楽(神無月~その4)

季節の音楽(神無月~その4)
 (神無月 その4)はブラームス作曲の「ヘンデルの主題によるヴァリエーション」を取り上げる。変奏曲というのは一種独特の世界観を持っている。テーマが提示され、その後次々と変幻自在な旋律が展開される様はそれこそジャズの即興演奏そのものである。歴史的にもバッハのゴールドベルクを見るまでもなく、かなり昔から音楽の形式として定着をしていたものと思われる。有名どころではモーツァルトの数々の変奏曲が知られているが、実はベートーベンにもかなりの数が残されているのだ。
 ブラームスは変奏曲を何曲か作っている。中でもこのヘンデルのテーマは33曲からなっており、シンフォニックあり室内楽ありの実に“楽しい”曲想に満ちておる。その昔初秋の頃、某電機メーカーで音の設計を担当していた頃のこと、評定室に篭って試行錯誤を繰り返し、様々な音源で音質を比較検討したのだが、“ピアノの音色”にはこの曲の第10番目の変奏曲が使われたのであった。確かに音域も広く、早いパッセージは評価に適していたのかも知れぬ。
 後年になって愛聴したのは1976年に晩年のルドルフ・ゼルキンが録音したアルバム。ブラームスを大得意にしていた彼らしく、堂々としたしかも繊細なタッチは曲の様相を描き尽くしており、正に名演奏と言える。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

アイズ

アイズ(2008年米国映画)
 ジェシカ・アルバ主演のホラー作品。2002年のタイ映画のリメイクで移植した角膜の所為で見えないものを見てしまう恐怖がメインである。そこで実はドナーは予知能力者?であったというお話。しかもドナーが訴えてくる内容が一種の謎解きで最後はファイナル・デスティネーションと化すわけ。しかし監督のダビット・モローの実に手際の悪い演出の所為で緊迫感も盛り上がりも何もない。
 更に良くないのが、ヒロインは著名な(盲目の)ヴァイオリニストであるという設定からアルバにヴァイオリンを弾かせるシーンがあるのだが、これがなってない。素人以下の演技(トレーナー不在?)でがっくりくる。これはとりもなおさずこの演奏シーンをぞんざいに扱っているからに他ならぬ(誉めて良いのはアルバの贅肉の無い背中だけである)。しかしこれでは全体の出来は推して知るべしなのだ。駄作であります。

テーマ : ホラー映画
ジャンル : 映画

WWE(その5)

WWE(その5)
 日曜日はその他のテーマとして今回もWWE(アメリカンプロレス)の話題から。GM(ジェネラル・マネージャー)について述べてみたい。GMはRAWにしろSDにしろその試合全般の設定から判定まで全ての権限と責任がある。レスラー同士の因縁はもとより観客の反応など様々な要素を加味して試合を組むわけだ。特に対戦相手を決めるだけでなく、試合形式も重要なポイントだ。WWEでは金網マッチや反則裁定無し(ノーDQ戦)、ストリートマッチ(リング以外もOK)、などなど実に多種多様な形式がある。だからレスラーに不満があれば必ずGMにクレームを言う。その場面もまた興味深いものだ。
 傍若無人で勝手し放題のGMも居れば、自らのアイディアに自信の持てぬGMもいる。実際WWEではこのGMの上にマクマホンというCEOが居て、簡単にGMにクビを言い渡すことも多い(マクマホンについては別途述べる予定)。という訳でGMたりとものんびりやってられない。大体GMは観客には不評(ブーイングの嵐)の場合が多く、これは独断と偏見に満ちてないと面白くないという一面から来ている。最近のRAWではこのGMに各界の有名人を招くという試みがある程度成功している。ただ、その半分は我々日本人には馴染みのない方々(クイズ番組の司会者やアメフトの選手など)なので興味は半減してしまうのだが、米国の娯楽シーンを知るには格好の材料かも知れない。

テーマ : プロレス
ジャンル : スポーツ

リボルバー

リボルバー(2005年英仏映画)
 ジェイソン・ステイサム主演のアクション映画。共演はレイ・リオッタ。ムショから出所してきた主人公が悪漢のボスをやっつけるお話。それも刑務所にいた際に学んだギャンブルの奥の手を使ってである。勿論周囲には様々な殺し屋が徘徊してドンパチが繰り広げられる。そのあたりの演出は製作のリュック・ベンソンならではの出来栄えで、切れの良い展開が楽しめる。特に殺し屋達の異常な性格や生き様などが良く描けておりまずまず。
 しかしである、どうゆう訳か後半からエゴ(自我)の話題に突入。主人公も悪漢のボスもそれぞれエゴとの対話をおっぱじめるのだな。しかもこれが長いこと夥しい。つまりは監督のガイ・リッチーに全ての責任があるわけで、この妙な展開の所為で作品そのものがぶち壊しと相成る。まことにご愁傷様なんであります。日本公開が2年ほど後になったのも何となくわかるような気がする。

テーマ : サスペンス・ミステリー
ジャンル : 映画

ジャズ・パラダイス(ルー・ドナルドソン)

ジャズ・パラダイス(ルー・ドナルドソン)
 Tokyo Jazz関連でサックスの名手であるルー・ドナルドソンを取り上げる。御歳82歳というからもう人間国宝?みたいなもの。小生のドナルドソン初体験は名盤「ウェイリング・ウィズ・ルー」のゼア・イズ・ノー・グレーター・ラヴという曲で、何ともソウルフルなテナーの音色に痺れたものだ。このアルバムは1950年代のモノラル録音でありブルーノートレーベルの中では地味目ではあった。その後様々なアルバムを作成したが1967年の「アリゲーターブーガルー」が大ブレイク。ジャズ・ロックとも言えるこのノリノリのアルバムは1990年代になってディスコなどで再び大モテとなった。
 Tokyo Jazz 2009ではその元気な姿をみせてファンを狂喜させたが、演奏の素晴らしさはもとよりMCが傑作だった。例えば、「今度の曲(アリゲーターブーガルーのこと)は大昔にブルーノートレーベル(NHKの字幕では”レコード会社”と翻訳!)でヒットしたもの。そこらのレコード屋に残ってたら買ってやって下さい」とか「ちょっと練習でチャーリーパーカーの曲をアンコールに演奏します。練習だよ。」とか。アート・ブレーキーの名盤「ア・ナイト・アット・バードランド」の中で、一風変わった容貌で有名なMCが解説をやっているのだが、ドナルドソンはその物真似をしているが如くしゃべるので正に抱腹絶倒であった。でも会場はし~んとしているのが不気味というか可哀そうというか・・・。今後も活躍を続けて欲しいお方である

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

ホームページの裏話(29)

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ホームページの裏話(29)
 今回は前回のネコギャラ“ハロウイン・ナイト”の出来るまで。実は最初からストーリーが考えられていた訳ではなく、“成り行き”で出来上がったらしい。即ち、作者は最初思いつくままに二枚描いたのだが、ここでグリム童話で気に入っていた魔法使いのおばあさんを登場させたくなり、チェリー達が彼女の自宅を訪問するシーンを思いつく。ここまで描いたらあと三枚描くっきゃない。二枚目ではすでにお茶の用意もできているから、三人でティーパーティーの場面を思いつく。そのために魔法使いに家まで送らせる。当然魔法使いだから箒で飛ぶ。眼下にはトウモロコシ畑。ただ飛んでるだけでは風景として物足りない。作者の脳裏に浮かんだのは大好きなスティーブン・キングの異世界である。トウモロコシ畑、案山子のお化け。案山子がモンスターになるには魔法のキャンディーを食べさせればオーケー。ただモンスターになるだけじゃ面白くない。やっぱり全員集合させよう・・・てな訳で六枚完成したのである。どうやら作者は来年のハロウィンにこの続編を描く意欲満々のようではある。⇒「チェリーとジャンヌ

テーマ : イラスト
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

JASON

Author:JASON
はじめまして。JASONと申します。ホラー映画が大好きで放映される作品は大概録画して観ています。時間が許せば劇場にも足を運びますが、ことホラー映画に関して言えば米国で公開された数の十分の一くらいしか我が国で公開されないのが残念です。因みにハンドルネームのJASONは御存じ13金のシリーズから取ったものです。さて小生の他の趣味ですが楽器では習い事レベルですが、クラシックのヴァイオリンとジャズピアノを奏します。またカクテルに興味があり、冬はマンハッタン、夏はマルガリータなどを作って楽しんでいます。更に ホームページギャラリー「チェリーとジャンヌ」を公開中です。黒猫チェリーと白猫ジャンヌが登場するイラストストーリーとギャラリーの二本立てになっています。見て頂いた方々のご感想や意見交換などをホームページつくりに反映していきたくよろしくお願いします。なお、URLはhttp://parnassum.web.fc2.com/です。

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